白半建設株式会社
■2002年3月のNEWS
建築ジャーナル」2月号にて当社が紹介される。
 建築ジャーナル2月号
 「建築ジャーナル」にて当社が紹介されました。いえづくりをテーマにした内容です。掲載文をそのまま載せましたので、長文ですが、よろしければご一読いただければと思います。

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 ◆◇「信用第一」をモットーとする地域密着型の老舗店◆◇
 
 白半建設の創立はなんと、江戸中期にまでさかのぼる。木材店「白半」として変動する時代を生き抜いてきた。会社設立50周年を迎えた現在、得意分野はやはりRC造ですが、個人的には木を使った在来工法が好きです。使われなくなる一方ですが」と代表の加藤恒治さんは言う。


【地域主義を持ちつつ新たな流れを導入】
 「長い間営んできたこの地の人を相手に、悪いことなどできません。われわれのような地域密着型の会社は、お客さまの信頼を得られる仕事をしていくしかない」と信念を語る加藤さん。老舗の強みで、知人や親類縁者の紹介での仕事は尽きない。しかし5年前から、新たな流れも取り入れた。
 
 住友林業が全国各地の工務店に声をかけてつくった、家づくりのネットワーク「イノスグループ」ヘの加盟である。このシステムでは、同社の独自選定基準を満たし、会員登録した各地の工務店は、先進コンピユーターのCADシステムを活用した設計、構造・見積計算や、建材、技術ノウハウなど、住友林業の独自技術と情報の提供を受けることができる。「ハウスメーカーのグループに入ったと言っても、お客さまとの接し方、企菜理念になんら変わりはない。この地域の気候風土や街並み、暮らし方を熟知しての家づくりや、地元ならではの気軽ざといった『地域に生きる工務店』の利点に、大手メーカーの情報と技術が加わって、より地域に貢献できるようになれば」と話す。


【信頼関係を築ける人材育成を】
 加藤さんに過去のトラブル経験の有無を聞くと、「長くやっているから、当然ありますよ」と包み隠さず話してくれた。「碧海地方は軟弱地盤が多いため、地質改良も含めて基礎の施工をていねいにし、大きな間題が起きないよう努力しています。問題は大抵、人間関係から。建て主と日常接触する現場監督が信頼を得られていないと問題はこじれます。だからとにかく監督には、『建て主と良い関係性をつくり、提案は敬意を払って実行すること。良い家をつくるには、建て主の協力が必ずいる。建て主から学び取る姿勢を常に持て』と常日頃から言っています。休日出勤し、全社員に対し、各業務に応じた研修、教育を施すこともあります」という。
 
 「信用第一」で長くこの地に息づいてきた老舗工務店ならではの、重みのある社長の言葉を受け止め、社員は今日も各々の現場へと出向いていく。(加納慎太郎)

記事データ-(174KB)
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